About
三重県尾鷲市は、人口18000人程度の小さな町です。
温暖多雨な気候と黒潮によって、古くからその自然の恵みを受け、
林業、漁業が栄えてきました。
総面積の90%を占める山林。その9割が「尾鷲ヒノキ」です。
急峻な地形と痩せた土地という厳しい条件下で育った尾鷲ヒノキは
年輪が緻密で鮮やかな赤みがあり、強靭な良質材になります。
また山と海が近く温暖多雨の気候である尾鷲は、
年間200種類が水揚げされるなど、日本有数の漁場となっています。
しかし近年、国内での木材の需要が減り尾鷲の林業が衰退の一途を辿っています。
適切な間伐が行われなくなり、荒れてしまった森が増えてきました。
森が荒れると、その麓に広がる海も荒れてしまいます。
今までとれていた魚が獲れなくなるなど変化が出始めています。
尾鷲の森と海に再度光を当て、その魅力を発信していきたい。
それが私たちの思いです。