2021/07/08 15:22
きのう、7/7は熊野古道が「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された日です!
平成16年7月7日に登録され、今年で15周年を迎えるそうです。
熊野古道は、熊野本宮大社へ続く道です。「蟻の熊野詣で」と称されるほど、多くの人が歩いたとされる道で、その道は厳しく旅の途中で行き倒れてしまう旅人も多かったそう。だから、道の途中には所々に石碑があります。
熊野古道には大きく分けて5つの道があるそうです!
- 中辺路
- 大辺路
- 小辺路
- 伊勢路:こちらが尾鷲から歩けるルート
- 紀伊路
尾鷲からは馬越峠というところから「伊勢路」に入ることができます!
伊勢路は、他のルートとはちょっと雰囲気が異なります。
他のルート、特に中辺路などは貴族が通る公式ルートだったそうで、馬が通れるようになだらかな道が続きます。
一方の伊勢路は、石をうまく積んで道を作っています。苔むした大きな岩が続く道に光が注ぐ風景は何というか、趣があります。
歩いてみると、とても疲れる!上に上がるにつれ岩が大きくなり、一段一段の幅が大きくなります。
でも驚くことに、こんなに険しい道ですが、伊勢路はかつて人々の生活道としても使われていました。
江戸時代に石を積み重ねて作られた伊勢路。その道はとても丈夫で、長年の尾鷲の強い雨にも耐えてきました。
なぜ強い雨にも耐えられたのか?
それは熊野古道伊勢路が前述した通り、石を積んで作った道だからです。
大きな石を積み重ねた道は水捌けがよく、雨がたくさん降っても災害につながりにくかったと考えられます。
一方で伊勢路は石ばかりで、あまり土がありません。だから、土壌の栄養分は極めて少ないといえます。そのような栄養分の少ない熊野古道伊勢路の森で育ったのが「尾鷲ヒノキ」
尾鷲ヒノキは栄養分の少ないところで育ったからこそ、じっくりゆっくりと育ち、油分が多くなったと考えられます。
熊野古道の森から生まれた尾鷲ヒノキ除菌スプレー「ヒノキスプラス」を使って、熊野古道の歴史に思いを馳せて見るのはいかがでしょうか?